Harry Nilsson – Everybody’s Talkin’ (1969)

ハリー・ネルソン「エブリバディズ トーキン」

ハリー・ネルソンの1969年のヒット曲。ジョン・ボイトとダスティン・ホフマン主演の映画「真夜中のカウボーイ」で印象的に使われた曲で、フレッド・ニール(Fred Neil)の作品です。
1967年にアメリカのABCで放映された「Everybody’s Talking」という人気クイズ番組から、題名をとっているかも?

歌詞の内容です。「みんなが俺のことを噂してるが、俺はお日様が当たるところへ行くのさ。」というようなドロップアウトの歌です。と言いたいところですが、そう単純ではないところがこの歌の面白いところ、二つの違った解釈が可能です。ひとつは自分とは価値観が違っていて空虚な言葉で話し、蒼ざめた顔をして日々を送っている者たちを残して、自由を求めてドロップアウトするいうものです。もうひとつの別の解釈は、主人公が他人の声も定かならず、その顔も蒼ざめて見える状態にあるということ、つまりドラッグでハイになっているでの楽園へと旅立つかのような気分の状態、この歌詞の最後の一語の「stone」がそのキーワードで「ストーンド:ラリっている状態」を示唆した歌ということです。この歌が発表された1969年は映画「イージー・ライダー」が公開された年で、規制の枠から開放されたいと思う若者も多く、また麻薬が大きな社会問題になり始めた頃です。だからこそ当時の若者の心象を歌っているという解釈と、麻薬によるトリップを楽しもうという異なる解釈、どちらも可能だったということです。

Everybody’s Talkin’ 歌詞

Everybody’s talking at me
I don’t hear a word they’re saying
Only the echoes of my mind

People stopping staring
I can’t see their faces
Only the shadows of their eyes

I’m going where the sun keeps shining
Thru’ the pouring rain
Going where the weather suits my clothes
Backing off of the North East wind
Sailing on summer breeze
And skipping over the ocean like a stone

ネルソンには他に、マライア・キャリーもカバーしている「Without You」という名曲があります。

Harry Nilsson – Without You 1972

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