Ninotchka (1939) arrives in Paris

clip from the movie ninotchka

Ninotchka smile scene

グレタ・ガルボ(Greta Garbo:1905年9月18日-1990年4月15日)のニノチカ(Ninotchka:1939・監督:エルンスト・ルビッチ)です。グレタ・ガルボが始めて笑い顔をみせた作品として有名です。
戦前の日本では、グレタ・ガルボは多くの女性の憧れの的でしたが、当時の男性にとってはあまりにも西洋的な美貌であることから、それほどの人気ではなかったようです。しかし、外国では女性男性を問わず絶大な人気がありました。その人気のほどは、戦後の1965年に催されたガルボ・フェスティバルにおいて、ロンドンでは、その年の超大作エリザベス・テイラーの「クレオパトラ」の興行成績を超えたというエピソードも残っています。そのガルボ・フェスティバルにおいて上映されたのが、「クリスティナ女王」「椿姫」そしてこの「ニノチカ」などで、不世出の女優グレタ・ガルボの伝説を戦後世代が引き継ぐことになりました。「ニノチカ」は、グレタ・ガルボのコメディアンヌとしての才能を開花させたものだと思いますが、この後の「奥様は顔が二つ」(Two-Faced Woman:1941)を最後に、グレタ・ガルボは映画界を引退しました。(グレタ・ガルボについては、書き出すと長くなりそうなので、またあらためて…)
「ニノチカ」は、そんなグレタ・ガルボの傑作ラブ・コメディです。ビリー・ワイルダー脚本で、全編に散りばめられた洒落た会話とユーモアは時代を感じさせません。堅物のソヴィエト特別全権使節ニノチカを演じたグレタ・ガルボは、まさに適役です。スウェーデン生まれのグレタ・ガルボは、あまり英語が得意ではなかったということですが、それがソヴィエト女性を演じることで、うまくカバーされています。この脚本がグレタ・ガルボのために書かれたものであることがよく分ります。特に、クールな美貌でレオン役のメルヴィン・ダグラスとの噛み合わぬ洒落た会話、そして、ニノチカが笑うときのキュートさは、グレタ・ガルボの魅力を引き立てていて必見です。

「ニノチカ」あらすじ

最初に「この映画は、サイレンが警報ではなく、ブルネットの女性のことで-フランス男性が灯りを消すのは、空襲警報のためでなかったときの良き時代のパリでのお話。」という字幕があります。サイレンはギリシャ神話の「セイレーン」で、中世ヨーロッパのローレライやカンツォーネ『帰れソレントへ』の「麗しのシレン」のように、男性を惑わす美しい女性(魔物、妖精)のことを意味しています。このとても洒落たロールから物語が始まります。
5ヵ年計画進行中のソヴィエト連邦商務局から、帝政貴族たちから没収した貴金属類を売却するため、ラツイニン、イラノフ、ブルジアノフの3人が使節としてパリへ派遣されます。この計画を、今はホテルマンの侍従であったラコーニンから聞いたスヴァナ伯爵夫人は、没収された貴金属類の奪還を愛人のレオンに任せる。レオンの懐柔策にラツイニン、イラノフ、ブルジアノフの3人は、資本主義社会の快適さにすっかり骨抜きにされてしまう。いっこうに計画が進まないことに業を煮やしたソヴィエト連邦商務局は新たな特別全権使節ニノチカを派遣してきた。彼女は社会主義思想の権化のような堅物の女性。ウィンドウの帽子を見ては「あんな帽子を女にかぶせる文明は滅びる」とつぶやく。そして、使節の3人をしめあげ、任務を遂行すべく、貴金属類の売却にとりかかる。
レオンは街角でニノチカと知り合う、何事にも表情を変えないこの美人に興味をもったレオンは、次第にニノチカに好意を抱き、なんとか口説こうとする。…
しかし二人は貴金属類を巡る敵同士。ここにスヴァナ伯爵夫人の陰謀とおとぼけ使節の3人がからんで、貴金属類と恋の行方は如何に?…

Movie Legends – Greta Garbo (Classique)


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グレタ・ガルボWikipedia

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