Phil Phillips – Sea Of Love

フィル・フィリップス(Phil Phillips 1931-) の1959年のヒット曲「シーオブラブ」です。1989年のアル・パチーノ主演の映画「シーオブラブ」の主題歌としても有名です。この歌は多くの歌手がカバーし、今でもアメリカ人がカラオケで歌うほど人気があります。映画では、この歌のレコードが連続殺人の現場に残っているというミステリーのキーワードになっていました。下の訳詩を読んでもらえば分りますが、この歌詞の怖い解釈です。ほとんどのアメリカ人が知っている歌ですから、誰がこのレコードを持っていてもおかしくはないのですが、それが犯罪とどう結びつくのかという意外性が、観客を映画に引き付けるものになっています。…(後は映画をまだ見ていない人のために書きません。)
この歌は、マーキュリーレコードから発売され、ミリオンセラーとなりましたが、契約上の問題から、フィル・フィリップスには6,008ドルしか支払われませんでした。そんなこともあって、フィル・フィリップスは、次第に音楽業界から遠ざかり、ディスクジョッキーに転向しました。
曲調はシンプルで美しく、一度聞けば誰でも覚えられるほどで、歌詞も難しい言葉もなく、同じフレーズを繰り返す、とてもストレートな求愛の歌です。「Come with me, my love To the sea, the sea of love」も、ただ海を見に行こう、海水浴に行こうではなくて、もう少しセクシャルな意味もありそうです。もちろん、海のように深く、広い愛という意味もあります。「愛の海」こんな言葉は、普段の会話では恥ずかしくて使えないと思いますが、歌にしてしまえば意中の人の前でも大丈夫というところも良いのだと思います。
ロバート・プラントとジミー・ペイジのユニット「ハニー・ドリッパース」のカバーは1984年、トム・ウェイツは2006年にカバーしています。「ハニー・ドリッパース」はよりロマンチックに、トム・ウェイツは、歌の世界をドラマチックに拡げています。どちらもベスト・カバーなので、フィル・フィリップスの歌と聞き比べてください。

「シーオブラブ」(Sea Of Love)歌詞

Do you remember when we met?
That’s the day I knew you were my pet
I want to tell you how much I love you

Come with me, my love
To the sea, the sea of love
I want to tell you just how much I love you

Come with me, to the sea, of love

Do you remember when we met?
Oh, that’s the day I knew you were my pet
I want to tell you, oh, how much I love you

[Instrumental]

Come with me, to the sea, of love

Come with me, my love
To the sea, the sea of love
I want to tell you just how much I love you

I want to tell you, oh, how much I love you

「シーオブラブ」(Sea Of Love)訳詩

覚えているかい、ぼくたちが会ったときのこと
その日にぼくは君が気に入ったんだ
ぼくが君をどんなに愛しているか教えたいよ

さあ行こうよ、いとしい人
海へ、愛の海へ
ぼくが君をどんなに愛しているか教えたいよ

さあ行こうよ、海へ、愛の

覚えているかい、ぼくたちが会ったときのこと
その日にぼくは君が気に入ったんだ
ぼくが君をどんなに愛しているか教えたいよ

さあ行こうよ、海へ、愛の

さあ行こうよ、いとしい人
海へ、愛の海へ
ぼくが君をどんなに愛しているか教えたいよ

ぼくが君をどんなに愛しているか教えたいよ

THE HONEYDRIPPERS(Robert Plant & Jimmy Page)

Tom Waits – Sea of Love

Phil Phillips:MySpace
Phil Phillips:Wikipedia

0 thoughts on “「シーオブラブ」フィル・フィリップス、ハニー・ドリッパース、トム・ウェイツ:Phil Phillips – Sea Of Love”

  1. ニャーさん

    コメントありがとうございます。
    この歌をレパートリーに加えるなんて、シブイですね。
    元歌はスローテンポな、とてもストレートな歌なので、今の時代ではコードを変えてアレンジすると、個性的になって良いと思います。まあ、トム・ウェイツの強烈な個性は別格だと思いますが。

  2. バンドでこの曲をやろうと思い、あれこれ調べていてここにたどり着きました。音楽への愛にあふれた素晴らしい文章ですねー。

    トムウエイツのバージョンは始めて聴きましたが、なーるほどなー、かっこいい。自分もコードを少し変えようかなと思っていたので、これで迷いがなくなりました。

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