Kate Bush – Hammer Horror

【Kate Bush – Hammer Horror 歌詞】

You stood in the belltower,
But now you’re gone.
So who knows all the sights
Of Notre Dame?
They’ve got the stars for the gallant hearts.
I’m the replacement for your part.
But all I want to do is forget
You, friend.
Hammer Horror, Hammer Horror,
Won’t leave me alone.
The first time in my life,
I leave the lights on
To ease my soul.
Hammer Horror, Hammer Horror,
Won’t leave it alone.
I don’t know,
Is this the right thing to do?
Rehearsing in your things,
I feel guilty.
And retracing all the scenes,
Of your big hit,
Oh, God, you needed the leading role.
It wasn’t me who made you go, though.
Now all I want to do is forget
You, friend.
Hammer Horror, Hammer Horror,
Won’t leave me alone.
The first time in my life,
I leave the lights on
To ease my soul.
Hammer Horror, Hammer Horror,
Won’t leave it alone.
I don’t know,
Is this the right thing to do?
Who calls me from the other side
Of the street?
And who taps me on the shoulder?
I turn around, but you’re gone.

ケイト・ブッシュ(Kate Bush)の1978年のセカンド・アルバム「ライオンハート」(Lionheart)の収録曲「ハンマー・ホラー」(Hammer Horror)です。アルバム「ライオンハート」はファースト・アルバムで衝撃を受けた人にとっては、少し物足りないと思われているようです。しかしこのアルバムは、彼女の創作活動のひとつのベース、作品の背景としての、祖国イギリスの風土や歴史、伝説などのゴシック・ロマン趣味などが窺われて、アルバムとしてはイマジネーションに満ちた、まとまりのある素晴らしい作品です。

「ハンマー・ホラー」(Hammer Horror)は、イギリスの映画制作会社「ハマーフィルムプロダクション」のホラー映画へのオマージュです。そしてまた、この曲は恋愛における恐れやためらい、不安感というものを表現しています。そういったものを忘れられるのが、ハマーフィルムのホラー映画に熱中しているときという、ある種のダブルミーニングを持った歌詞です。
「ハンマー・ホラー」(Hammer Horror)は、思春期の少女らしく、このゴシック・ホラー・ムーヴィーを「灯りを付けて置く」「忘れたい」ほど怖いと思いながら、その怪奇で神秘的なイマジネーションの世界に魅了される自分自身へのとまどいを歌っています。しかしそれは既にハンマー・ホラー」(Hammer Horror)の虜になっていることに他なりませんが…。

ケイト・ブシュが育った時代はハマーフィルムの全盛時代、次々に送り出されたゴシック・ホラー・ムーヴィーの数々が、彼女のゴシック趣味のベースとなったことは充分考えられます。
「ハマーフィルムプロダクション」は、50年代のモンスターをカラーで復活して、ホラー映画のブームを巻き起こしました。名優クリストファー・リーが主役を演じた「吸血鬼ドラキュラ:1958年」は、アメリカで配給したユニヴァーサル社を倒産の危機から救ったほどの大ヒットとなりました。それまではホラー・モンスター映画といえば、ユニヴァーサルの看板プログラムでしたが、イギリスの弱小独立プロダクションであるハマーフィルムが製作した作品は、それほどクオリティが高かったという証です。60年代から70年代にかけて、良質のゴシック・ホラーを安定供給したハマーフィルムでしたが、時代の流れとともに、1979年に最期の映画を製作、80年代はTVドラマ製作に移行しました。

私はハマーフィルムで「ノートルダムのせむし男」(The Hunchback of Notre-Dame)(原作はフランスの文豪ビクトル・ユゴー原作「パリ聖母寺」)を題材にして製作した作品を知りません。この部分はケイト・ブシュの勘違いでしょうか?

hammerfilms.comハマーフィルム・オフィシャルサイト
alwaysontherun.netのケイト・ブシュのページ(ケイト・ブシュのバイオグラフィと原文歌詞が掲載されています。

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