ユーリズミックス:Eurythmics

アニー・レノックス(Annie Lennox)とデイヴ・スチュワート(Dave Stewart)のユニット、ユーリズミックス(Eurythmics)の名は、音楽教育法のリトミック(仏rythmique、英eurhythmics,ユーリズミックス,ユーリトミクス)に由来していますが、自分たちの音楽の原点という意味か、あるいは80年代イギリスの音楽シーン、ムーブメントを意識したものかもしれません。(商業化された音楽への反動としてのパンクやスカ、エレクトロニクスミュージックなど)
ユーリズミックスの成功は、イギリスではこの新しいムーブメントとして、アメリカではエレクトロニクスミュージックによる新しいディスコミュージックとして受け取られたことによります。また、そのファッション性が当時の先端であったことと、プロモーション・ビデオの影響も大きな要因になっています。MTVの最初の放送は1981年8月1日のバグルスの「ラジオスターの悲劇」(Video Killed the Radio Star)ですが(この選曲には当時のMTVの意気込みが感じられます。)、ユーリズミックスの「Sweet Dreams」のPVも短髪、男装したアニー・レノックスのファッションが大いに受け、ヒットに結びつきました。もちろん楽曲もよかったのですが、MTVという宣伝媒体の効果が絶大であったことは、その後のPVの隆盛と生み出されたヒット曲からも明らかです。MTVで最新の流行をチェックするというのは、80年代からのカルチャースタイルで、アニー・レノックスはまさにMTVが生んだスターとも言えます。
しかし、ユーリズミックスは単なる流行によるファッションによるユニットでないことは、彼らが送り出した音楽が証明しています。また、アニー・レノックスの歌唱は、確かに上手なのですが、不思議なテンションでクールところがあります。それが、ユーリズミックスの楽曲に何か不思議な違和感を与えています。この違和感がユーリズミックスの魅力でもありますが、人によっては好き嫌いが分かれるところでもあります。
ここに掲載した3曲は、それぞれにユーリズミックスならではの魅力的がありますので是非聴いてみてください。

少し曲の紹介
「Sweet Dreams」は全米1位になった曲です。少し不気味な世界観を歌っています。人間の価値観や欲望の多様性を「これが貴方が甘い夢」の正体とクールと突き放すように、あざけるように歌っています。良く言えば、何かが欠けている現代人への警鐘という感じもしますが、悪くいえば満たさせない欲望の歪み、それを「Sweet Dreams」と皮肉(あるいは悪意?)を込めて表現したものと思います。アニー・レノックスの男装の麗人ともいえるクールな容姿と曲調と絶妙にマッチしていました。

Eurythmics – Sweet Dreams (Are Made Of This) 1983年

Sweet Dreams (Eurythmics)

Sweet dreams are made of this
Who am I to disagree?
I travel the world
And the seven seas,
Everybody’s looking for something.

Some of them want to use you
Some of them want to get used by you
Some of them want to abuse you
Some of them want to be abused.

Sweet dreams are made of this
Who am I to disagree?
I travel the world
And the seven seas
Everybody’s looking for something

Hold your head up
Keep your head up, movin’ on
Hold your head up, movin’ on
Keep your head up, movin’ on
Hold your head up
Keep your head up, movin’ on
Hold your head up, movin’ on
Keep your head up, movin’ on

Some of them want to use you
Some of them want to get used by you
Some of them want to abuse you
Some of them want to be abused.

Sweet dreams are made of this
Who am I to disagree?
I travel the world
And the seven seas
Everybody’s looking for something

Sweet dreams are made of this
Who am I to disagree?
I travel the world
And the seven seas
Everybody’s looking for something

Sweet dreams are made of this
Who am I to disagree?
I travel the world
And the seven seas
Everybody’s looking for something

Sweet dreams are made of this
Who am I to disagree?
I travel the world
And the seven seas
Everybody’s looking for something

「There Must Be An Angel」は全英1位になった曲です。コマーシャルにも使われて日本でも人気が高い曲です。「たくさんの天使たちがわたしの心で遊んでいる」とハッピーな歌詞ですが、このテンションの高さはかえって不気味と思うのは私だけでしょうか?

Eurythmics – There Must Be An Angel 1985年

「Here Comes The Rain Again」は、新しい恋の熱情を歌ったもので、シンプルな歌詞ですが「Here comes the rain again, Falling on my head like a memory, Falling on my head like a new emotion…」なかなか良い歌詞です。

Eurythmics – Here Comes The Rain Again (Remastered)

ユーリズミックスは1990年に解散した後、1999年に再結成、2005年以降は再び、アニー・レノックスはアメリカを中心にソロ活動、デイヴ・スチュワートはPlatinum Weirdというユニットで活動し、ユニットとしての活動は休止中です。

EurythmicstvSMEYouTubeのユーリズミックスのチャンネルです。
AnnieLennoxSMEYouTubeのアニー・レノックスのチャンネルです。
ユーリズミックスWikipedia

0 thoughts on “ユーリズミックス:Eurythmics”

  1. 初めての海外旅行でハワイに行った時、
    ホテルのテレビでミュージックTVが流れていたのが、彼女でした。
    雪の降るシーンを鮮明に覚えており
    懐かしく、、捜していたら、こちらに出逢いました。Johnの時は、素敵な選曲をありがとうございました。
    ちょっと早いクリスマスプレゼントとなりました。

    こちらのホームページの巾の広さと深さにおどろきながらも 嬉しくおもいます。
    何時までも お元気で
    これからもたのしみにしております。

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