Harry James and his Orchestra (with Helen Forrest on vocal)

「I’ve Heard That Song Before」(作曲ジュール・スタインJule Styne、作詞サミー・カーンSammy Cahn)は、1920年代から活劇専門に監督していたアルバート・S・ロージェルが製作監督した、1942年のミュージカルコメディ映画「Youth on Parade」の中で歌われた曲です。残念ながら、この映画は観ていないので良く分りません。戦争前のアメリカ映画は日本では未公開、未紹介のものが多いので仕方ありませんが、「I’ve Heard That Song Before」の歌はジャズのスタンダード・ナンバーとしてたくさんの歌手がカバーしています。日本では「いつか聴いた歌」というタイトルでジャズのスタンダートナンバーとしてご存知の方もいると思います。また、その後の映画、ロバート・ミッチャム主演の「さらば愛しき女よ」(Farewell, My Lovely:1975)、ウディ・アレンの「ハンナとその姉妹」(Hannah and Her Sisters:1986)でも使われていたのでご存知の方も多いと思います。
上の動画は、スイング全盛期のトランペット奏者ハリー・ジェームスとビッグ・バンドの女王と呼ばれていたヘレン・フォレストの共演です。ハリー・ジェームスは日本でも有名ですが、ヘレン・フォレストのほうは少し知名度が低いようです。これも戦前に活躍した歌手ではよくあることですが、アメリカではとても有名な良い歌手なので、彼女の優しい歌声を知らない人が多いのは少し残念な気もします。
歌の内容は難しくありませんが下に意訳を載せておきました。フランク・シナトラの歌声も魅力的ですが、この歌は女性が歌ったほうが情感があるように思います。(40年代と50年代のアレンジの違いのせいでしょうか?)
ともあれ、優しいメロディと共感できる歌詞の素敵な歌だと思いませんか?歌はメロディ、歌詞、アレンジが大切ですが、どんな歌であれ思い出を呼び覚ます力があれば、それはとても素敵な名曲です。

I’ve Heard That Song Before:歌詞と意訳

It seems to me I’ve heard that song before
It’s from an old familiar score
I know it well, that melody
It’s funny how a theme recalls a favorite dream
A dream that brought you so close to me

その歌は前にも聴いたことがあるような気がするわ
昔の有名な曲のものだわ
よく知ってるわ、そのメロディ
可笑しいものね、テーマが好きな夢を甦えらせてくるから
あなたが私に寄り添ってくれる夢を

I know each word because I’ve heard that song before
The lyrics said “Forever more”
Forever more’s a memory
Please have them play it again
And I’ll remember just when
I heard that lovely song before

ひとつひとつの言葉を知ってるわ、だってその歌を前にも聴いたことがあるから
歌詞は「いつまでももっと」よね
いつまでももっと増えるのは思い出よ
お願いもう一度演奏してちょうだい
そうすればきっと思い出すから
素敵な歌を前にも聴いた頃を

Helen Forrest and Harry James and his Music Makers – You Made Me Love You

Harry James & Helen Forrest – Mister Five By Five

I’ve Heard That Song Before:Wikipedia

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