「エニータイム」(Anytime)は、ハーバート・ローソン(Herbert “Happy” Lawson)の1921の曲で、カントリー歌手のエディ・アーノルド(Eddy Arnold :1918–2008)が1947年にカバーしてヒットしました。ということは、30年間に埋もれたと思うかもしれませんが、そうではなく、もう誰もが知っていて口ずさんでいた歌だったということです。これは云わば伝承歌のリバイバル・ヒットです。続いて1951年にはエディ・フィッシャー(Eddie Fisher)がRCAレコードからカバーをリリースし、これもヒットしました。エディ・アーノルドが正統的なカントリー・スタイルで、エディ・フィッシャーはポップス調で、それぞれに味わいがあります。5年間で同じ歌が(曲調は違うものの)ヒットということがアメリカでのこの歌の認知度が分かると思います。近年では、レイチャールズの伝記映画「RAY」の長距離バスのシーンでも使われていました。
エディ・アーノルド、エディ・フィッシャー(Eddie Fisher)の他にも、パッツィ・クライン(Patsy Cline)、パット・ブーン(Pat Boone)、ローズマリー・クルーニー(Rosemary Clooney)、アーロ・ガスリー(Arlo Guthrie)などもカバーしています。

「エニータイム」はメロディも歌詞もシンプルでストレートな古い歌ですが、誰もが口ずさめる親しみやすさがあります。またラブソングでありながら、広範な意味での「絆」の歌でもあります。歌詞の内容も素敵です。恋愛に限らず、家族や友達など、誰でもひとり陰になり日向になり支えてくれる人があって、悲しみや苦しみにも耐えられて、喜びも感じられます。無駄な形容もなく、何も描写していない歌詞だからこそ伝わるそんなメッセージがこの歌の魅力です。

Eddy Arnold – Anytime

Eddie Fisher – Anytime

Patsy Cline – Anytime

Anytime

Anytime you’re feelin’ lonely
Anytime you’re feelin’ blue
Anytime you feel downhearted
That will prove your love for me is true

Anytime you”re thinkin’ about me
That’s the time I’ll be thinkin’ of you
So anytime you say you want me back again
That’s the time I’ll come runnin’ back to you

Anytime you’re feelin’ lonely
Anytime you’re feelin’ blue
Anytime you feel downhearted
That will prove your love for me is true

Anytime you’re thinkin’ about me
That’s the time I’ll be thinkin’ of you
So anytime you say you want me back again
That’s the time I’ll be comin’ back to you

【Anytime どんなときも : 意訳】

いつでも君が寂しいとき
いつでも君が憂鬱なとき
いつでも君が心折れているとき
僕にとって君への愛が本物だと証明してみせるよ

いつでも君は僕のことを考えてくれる
そんな時に僕も君のことを考えよう
だからいつも君は言うよね、僕に戻ってきてと
そんな時は僕は君の走って帰ろう

いつでも君が寂しいとき
いつでも君が憂鬱なとき
いつでも君が心折れているとき
僕にとって君への愛が本物だと証明してみせるよ

いつでも君は僕のことを考えてくれる
そんな時に僕も君のことを考えよう
だからいつも君は言うよね、僕に戻ってきてと
そんな時は僕は君の走って帰ろう

訳すまでもなく、歌詞はたったこれだけ、もう直ぐにも覚えてハミングできそうな素敵な歌でしょ?

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