Stravinsky: The Firebird / Gergiev · Vienna Philarmonic · Salzburg Festival 2000

The Royal Danish Ballet

「火の鳥」イーゴリ・ストラヴィンスキー:Igor Stravinsky – The Firebird

「火の鳥」は、イーゴリ・ストラヴィンスキーの三大バレー「火の鳥、ペトルシュカ、春の祭典(作曲順)」の最初の曲で、1910年6月末にパリのオペラ座で初演されました。数々の称賛を受け興行的にも大成功を収めた作品です。当時ストラヴィンスキーは若干26才、リムスキー=コルサコフの最後で最高の弟子として国民楽派の音楽を現代に継承した天才として、その名はヨーロッパに広まり、今日まで伝説的な人気を保っています。
ストラヴィンスキーの音楽は、不協和音や変拍子を多用した刺激的な効果が印象的ですが、繊細で色彩感に富んだ叙景的、叙情的な美しいを併せ持った音楽です。不協和音や変拍子も単に意表を衝くものというよりも、緻密に計算された曲調やストーリーの転換に効果を与えるものと言えます。またそれが情緒的な不安感や興奮をもたらすことになります。ストラヴィンスキーのこの特徴的な作曲法は、後の20世紀の作曲家に大きな影響を与えました。(特に映画音楽では顕著です。)
三大バレー音楽では、「火の鳥」ではその刺激と繊細さが程よく調和しています。「ペトルシュカ」では、これがより自然な感じになり、「春の祭典」では、挑発的なまでの刺激的な音楽になっています。

「火の鳥」を楽しむ予備知識として、簡単なあらすじを書いておきます。

「火の鳥」あらすじ

舞台は不死の魔王カスチェイの庭園。
幸運の象徴とされる火の鳥を追って来た王子イワンが火の鳥が現れるのを隠れて待っている。
そこへ魔法の木に成る黄金の果実を採りに火の鳥が飛び来たる。
隠れていたイワンは、忍び寄って火の鳥を捕える。
火の鳥はイワンに自分の黄金の羽根を差出して逃してもらい飛び去る。
魔王カスチェイの城から、魔法にかけられて囚われている13人の王女たちが現れ、黄金の果実の木の下で踊り遊び始める。
そこへ王女の一人ツァレヴナに心を惹かれたイワンが姿を現し、ツァレヴナと恋に落ちる。
夜が明けて城門が轟音と共に閉まり始めると、王女達は驚き慌てて城内へ走り去る。そして城門は固く閉ざされる。
魔王カスチェイの番兵の魔物達が現れ、イワンは捕えられ縛られてしまう。
城に戻って来た不死の魔王カスチェイはイワンに魔法をかけようとする。
イワンは火の鳥からもらった黄金の羽根を高くかざす。すると火の鳥が舞い降り、魔物達を眠らせてしまう。
火の鳥はイワンに魔法の木の根元を探すように命じる。
そこには大きな死の魔王カスチェイの魂が入った卵があった。
イワンがその卵を地面に叩きつけると、魔王カスチェイは滅び、激しい音と共にカスチェイの城と魔法は消え去る。
捕えられていた王女や貴族たちは、魔王カスチェイの魔法から覚めて元に戻り、王子イワンは目出度く王女ツァレヴナと結ばれる。

火の鳥 (ストラヴィンスキー)Wikipedia
ニーナ・アナニアシヴィリWikipedia

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