Lena Horne – Stormy Weather (1943)

Stormy Weather 歌詞

Don’t know why there’s no sun up in the sky
Stormy weather since my man and I ain’t together
Keeps raining all the time, the time
Life is bare, gloom and misery everywhere
Stormy weather, just can’t get my poor self together
It’s raining all the time, the time

When you went, you went away, the blues walked in and met me
If he stays away, ol’ rocking chair will get me
All I do is pray, the Lord above will let me walk in the sun once more

Can’t go on, everything I had is gone
Stormy weather since my man and I ain’t together
It’s raining all the time

I walk around, heavy-hearted and sad
Night comes around and I’m still feeling bad
Rain’s pouring down, blinding every hope I had
This pitterin pattering, beating and spattering drives Me Mad
Love, Love, Love, this misery’s just too much for me

Can’t go on, everything I have is gone
Stormy weather since my man and I ain’t together
It’s raining all the time, keeps raining all the time

Stormy Weather(意訳)

何故空に太陽が昇らないのか分らないわ
あの人と私が一緒にいなくなってからは荒れ模様のお天気
いつも雨が降り続いてるの、いつもなの
人生ってひどいわ、不幸や惨めさがどこにでもあるの
荒れ模様のお天気、こんな惨めな私自身でいることなんてできないわ
いつも雨が降り続いてるの、いつもなの

あなたが去ったとき、あなたは去ってしまって、ブルース(憂鬱)が歩み入って、私に会ったの
彼が去ったままなら、古ぼけたロッキングチェアが私を離さない
私に出来るのは祈ることだけ、主よ、再び私に日の下を歩ませ給えと

やってゆけないの、私が持っていたものはみんな無くなってしまった
あの人と私が一緒にいなくなってからは荒れ模様のお天気
いつも雨が降り続いてるの、いつもなの

私は歩き回るの、重い心と悲しみで
夜が廻って来ると私はまだ悪い想いを感じている
雨は私が持っていたすべての眩い希望を覆い隠してしまう
このパラパラ、ピチャピチャ、ザーザー、それで私を変にしてしまうわ
愛、愛、愛って、この惨さが私にはやりきれないの

やってゆけないの、私が持っていたものはみんな無くなってしまった
あの人と私が一緒にいなくなってからは荒れ模様のお天気
いつも雨が降り続いてるの、いつもなの

レナ・ホーン(Lena Horne:1917年6月30日-2010年5月9日)追悼記事です。
Stormy Weatherは1933年のハロルド・アーレン(Harold Arlen)とテッド・ケーラー(Ted Koehler)の曲で、エセルウォーターズが有名なニューヨーク、ハーレムのコットン・クラブ(The Cotton Club)で歌いました。そしてこの曲を有名にしたのが1943年の映画「ストーミー・ウェザー」で、レナ・ホーンとビル・ボージャングル・ロビンソンが主演、キャブ・キャロウェイ(Cab Calloway)と彼の楽団が演奏を担当しています。
この映画で主題歌を歌ったレナ・ホーンの歌唱が全米でヒットし、今日でもジャズのスタンダードナンバーとして親しまれています。他にエラ・フィッツジェラルドやフランク・シナトラなど多くの歌手がカバーしていますが、おそらくレナ・ホーンの歌唱が最もアメリカ人の心に残っているのではないかと思います。なぜなら、1943年(昭和18年)は1941年から始まった太平洋戦争でアメリカが日本に対して攻勢に転じた年で、それまでの沈痛な国民感情に明るい兆しが射した年でもあり、この歌と映画がヒットした心理的な要因と考えられるからです。つまり「荒れ模様の天気」(Stormy Weather)が続いたなかで、いつか日差しが見えれば、という想いの歌詞に時代の雰囲気が合ったのだと思います。厳しい時が続くのをアメリカ人はよく降り続く雨に喩えるようで、ボブ・ディランの「A Hard Rain’s A-Gonna Fall」などもその一例です。この歌では失恋の傷心の日々がStormy Weatherですが、時代背景では戦争による傷心の日々とリンクしました。ですからこの戦争の時代にこの歌を聴いた人々にとっては、レナ・ホーンの歌唱は単なるカバーを超える時代の思い出となっているのだと思います。
レナ・ホーンは、この素晴らしい歌とともに、人種差別に対してとても勇気ある考えと行動をとった人でもあります。アフリカ系アメリカ人である彼女は歌手や女優の仕事を通して人種差別を早くから認識して、それに迎合することなく、反対の姿勢を明確にしました。それは彼女の生きた時代ではとても厳しい戦いでもありました。それを支えたのは彼女の理性と正義感、そして勇気。「ストーミー・ウェザー」の歌を聴いて私が想うのは彼女の荒ぶる時代の天候(Stormy Weather)を乗り越えた生き方でもあります。

The Lady Is A Tramp – Lena Horne

Can’t Help Lovin’ Dat Man | Till The Clouds Roll By | Lena Horne

レナ・ホーン:Wikipedia
Lena Horne:Wikipedia
Stormy Weather (song):Wikipedia
Stormy Weather (film):Wikipedia

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です