アルバムの構成とタイトル
Atom Heart Mother Part 1 1. Father’s Shout 2. Breast Milky 3. Mother’s Fore
Atom Heart Mother Part 2 4. Funky Dug 5. Mind Your Throat Please
Atom Heart Mother Part 3 6. Remergence
B面:
If
Summer 68′
Fat Old Sun
Alan’s Psychedelic Breakfast Part 1 1. Rise and Shine 2. Sunny Side Up
Alan’s Psychedelic Breakfast Part 2 Morning Glory

ピンク・フロイド(Pink Floyd)の「原子心母」(Atom Heart Mother:1970)は、スコットランドのミュージシャン・現代音楽作曲家のロン・ギーシン(Ron Geesin)をアレンジャーとして招いて完成させた楽曲・アルバムです。牧歌的なサイケデリック・ミュージックのアルバム「夜明けの口笛吹き」(The Piper at the Gates of Dawn:1967)でスタートし、「神秘」(A Saucerful Of Secrets:1968) 「ウマグマ」(Ummagumma:1969)で前衛音楽へ傾倒していたピンク・フロイドが、プロデューサーをノーマン・スミスからアラン・パーソンズに替えて製作したものです。
前作からの傾向からすれば、前衛音楽、ロック、クラシック音楽の融合を目指したもので、ロン・ギーシンの参加により広がったイメージは、ストリングスやブラスバンド、バック・コーラスを含む、極めてクラシック的な壮大な組曲となりました。
この時期のピンク・フロイドは、ロジャー・ウォーターズが主導的で、前衛音楽への傾倒も彼の影響によるものだったと思います。ロジャー・ウォーターズはこの後ロン・ギーシンと組んで、ソロ・アルバムを製作しました。そして、この時期の楽曲製作で得た成果がアルバム「おせっかい」(Meddle:1971)においてピンク・フロイドのスタイルを確立し、「狂気」(The Dark Side Of The Moon:1973)で一つの頂点を迎えました。
「原子心母」の製作とロン・ギーシンの参加は、ピンク・フロイドというロック・バンドの技術面を含めた形成・発展において、また、その後のロックという音楽ジャンルの可能性を示唆した極めて重要なアルバムでした。

Pink Floyd – Atom Heart Mother 1970

原子心母:Wikipedia
Atom Heart Mother (suite):Wikipedia

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