Ed Wood – Official Trailer


「プラン9・フロム・アウタースペース」 Plan 9 From Outer Space 1956

「怪物の花嫁」 Bride Of The 「怪物の花嫁」 Bride Of The Monster 1955

エド・ウッド(Ed Wood・Edward Davis Wood, Junior、エドワード・D・ウッド・Jr.、1924-1978)は、「史上最悪の映画監督」(Worst Director of All Time)として、そして彼の製作した作品「プラン9・フロム・アウタースペース」(Plan 9 From Outer Space:1956)は、「史上最悪の映画」として1980年に最初のゴールデン・ターキー賞(The Golden Turkey Awards)を受けたことで有名です。
「プラン9・フロム・アウタースペース」が有名になったのは、買取手がなかったこの映画が格安で引き取られ、深夜のテレビ映画枠で放映されたことにより、当初カルト的な人気が広がり、その後一般の人たちの人気も上がったためです。
本当の意味での「史上最悪の映画監督」や「史上最悪の映画」は他に多くいた、あった(または、いる、ある)、ことは私もあなたもよく知っています。この称号は、「史上最悪な、そして素晴らしい」という親しみと愛情の意味を持っています。
それでは、何故エド・ウッドが「史上最悪の映画監督」で、「プラン9・フロム・アウタースペース」が「史上最悪の映画」であるかというと、映画製作に賭ける熱い情熱と映画ファンへのサービス精神に溢れているからです。低予算映画であるため、ストック・フィルムを使用し、無理なプロットもたくさんありますが、それでも監督や出演者が真剣に楽しい映画を作りたかったことが充分伝わります。これはお年寄りがつじつまの合わない話を熱心に語り、それを聞くものが楽しみ、そして親しみと愛情を感じることと似ています。とは言っても、往年のユニバーサルのモンスター映画やB級SF映画のファンにとっては、楽しい作品です。映画評論家や常識的な見方をすれば、「最低の映画」ですが、少年少女の気持ちを持てば、胸躍る娯楽に満ちています。おそらくエド・ウッドは、私財を費やしてでも少年の頃に観て胸躍らせたモンスター映画やB級SF映画を、自分の手で再び作りたかったのです。そして、映画ファンに楽しんでもらいたかったのです。そんな気持ちを共有していたのは、吸血鬼ドラキュラ映画で有名なベラ・ルゴシ(Béla Lugosi)などのキャストとスタッフです。誇り高いベラ・ルゴシが低予算のエド・ウッドの映画に出演したのは、金銭よりも映画製作の情熱に共感したからです。ベラ・ルゴシと仕事ができたというだけでも、羨ましいと思うのは私だけではないと思います。きっとティム・バートンもその一人です。
1994年のティム・バートン(Tim Burton)の映画「エド・ウッド」(Ed Wood)では、ジョニー・デップ(Johnny Depp)やビル・マーレイ(Bill Murray)などの有名俳優が出演しています。そしてこの中で、マーティン・ランドー(Martin Landau)がベラ・ルゴシ役を演じて、アカデミー助演男優賞(Academy Award for Best Supporting Actor)を受賞しています。これはマーティン・ランドーの演技の素晴らしさとともに、アメリカ映画を愛し、生涯情熱を捧げた偉大な映画人ベラ・ルゴシに対するアカデミー賞選考委員たちの尊敬の意味も含んでいると思います。また、それはティム・バートンがこの映画に託したメッセージでもあります。その意味では、この映画はティム・バートンが過去と現在のハリウッド映画関係者たちに向けた讃歌です。
ティム・バートンの「エド・ウッド」は、始めのタイトル・バックやジェフリー・ジョーンズ(Jeffrey Jones)が演じるアメージング・クリズウェル(The Amazing Criswell)のナレーションなど、エド・ウッドと彼の映画へのオマージュが散りばめられています。
薄っぺらな人生訓や、空虚な感動話よりもエド・ウッドと彼の仲間たちが作った映画には、その背後に人間だけの特権、創造の喜びがあります。映画製作に携わる人たちと、映画を愛する人にとっては最高の「史上最悪の映画」です。


Johnny Depp Talks about the Ed Wood Movie

エド・ウッド:Wikipedia
エド・ウッド (映画):Wikipedia
Ed Wood:Wikipedia
The Golden Turkey Awards:Wikipedia

One thought on “エド・ウッド:Ed Wood”

  1. Very good idea of article. I’m from Slowenia I read many books about it. I thought idea of article is quite good and impresive to think about this entertainment and future. Best regards from Switzerland.

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