The Everly Brothers All I Have To Do Is Dream

エヴァリー・ブラザース(Everly Brothers)は、ドン・エヴァリー(Isaac Donald Everly:1937-)とフィル・エヴァリー(Phillip Everly:1939-)の兄弟デュエットです。エヴァリー・ブラザースのスタイルは、彼等以前にあったカントリー・ミュージックのクロース・ハーモニーの歌唱をロックとポップスの曲に取り入れたことです。クロース・ハーモニーは1940年代にカントリー・ミュージックの男性デュエットたちにより生み出されたスタイルで、デルモア・ブラザーズThe Delmore Brothers、ルーヴィン・ブラザーズThe Louvin Brothersや、Jim & Jesse、The Osborne Brothersがいました。

元々、彼らはカントリー・ミュージックのデュエットとしてデビューしましたが、1957年にレコード会社を移った際に、提携していたナッシュヴィルの音楽出版社エイカフ・ローズ(Acuff-Rose)の・フェリスとボードルーのブライアント夫妻(Felice and Boudleaux Bryant)から、若物向けの歌曲を受けたことにより、カントリー界に留まらぬ成功を得ました。ブライアント夫妻は彼らに「Bye Bye, Love」「Wake Up, Little Susie」「All I Have To Do Is Dream」「Take A Message To Mary」「Always It’s You」「Love Of My Life」「Love Hurts」などのヒット曲を提供しました。もちろん、若い二人がこのプロジェクトにあった才能を持っていたからでもありますが、彼らのハーモニーの魅力を最大限に活かした楽曲があったからこその成功だったと思います。

エヴァリー・ブラザースが1960年代中旬以降はヒット曲に恵まれなかったは、彼らのスタイルがヒットを続けていたときに、既に完成されていたためと、彼らに合った優れた楽曲の提供を得られなくなったためだと思います。一つの頂点を勝ち取った者が、それを越えることが如何に難しいかということでもあります。ただ、アメリカでは、その後に出てきたグループ、デュエットに人気を奪われましたが、イギリスでは彼らの評価と人気が安定していました。イギリスの人々は、彼らを流行のものとして聴かず、スタンダードとして受け止めていたのだと思います。そして、それは正しい評価であったと思います。何故なら、彼らの美しいクロース・ハーモニーは今も輝きを失っていないからです。

Everly Brothers, Let it be me

Everly Brothers – Crying In The Rain

Everly Brothers, Bye Bye Love

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