「雨に唄えば」(Singin’ in the Rain)は、MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー社)の「ハリウッド・レヴィユー」(The Hollywood Revue of 1929)で使われ、その後MGMのテーマ・ソングとも言うべき歌になりました。
「ハリウッド・レヴィユー」は当時のMGMに所属するスターたちの顔見世映画で、この中で、後にディズニー・アニメ「ピノキオ」でジムニー・クリケットの声優を務めたウクレレ・アイクことクリフ・エドワード(en:Cliff Edwards)が歌ってヒットしました。
「ハリウッド・レヴィユー」が公開された1929年は、アメリカでは大恐慌(The Great Depression)の年で、この社会不安の時代を「雨」に喩え、その中でも明るく困難に立ち向かおうという隠れたメッセージによって人々を勇気付ける意味がありました。MGMは家族で楽しめる良質な映画を提供することを目指した映画会社でしたので、この「雨に唄えば」を会社の精神として受け継いでゆきました。
1952年のミュージカル映画の傑作「雨に唄えば」も第二次世界大戦によって荒廃した世界に向けた応援という意味もあり、ジーン・ケリーやデビー・レイノルズ、ドナルド・オコナーの名演もあってこの製作意図は人々に受け入れられて大ヒットとなりました。1950年代はMGMが優れた作品を次々と送り出した全盛時代ですが、その中でも映画「雨に唄えば」はMGMらしい誠意があるもののひとつでした。そこにはMGMという会社の精神を受け継いだスタッフ、キャストの製作姿勢が感じられました。

その後MGMは映画産業の衰退とそれに反する大作主義の失敗などによる経営破綻をへて、経営権を移動することで今日その名前を残しています。MGMの映画ならば安心して子供にも見せられるという時代が確かにありました。


Gene Kelly – Singing In The Rain


Cliff Edwards(Ukelele Ike) Singing in the Rain 1929


Singing In The Rain” (1929) Jack Miller

Doo-dloo-doo-doo-doo
Doo-dloo-doo-doo-doo-doo
Doo-dloo-doo-doo-doo-doo
Doo-dloo-doo-doo-doo-doo…

I’m singing in the rain
Just singing in the rain
What a glorious feelin’
I’m happy again
I’m laughing at clouds
So dark up above
The sun’s in my heart
And I’m ready for love
Let the stormy clouds chase
Everyone from the place
Come on with the rain
I’ve a smile on my face
I walk down the lane
With a happy refrain
Just singin’,
Singin’ in the rain

Dancin’ in the rain
Dee-ah dee-ah dee-ah
Dee-ah dee-ah dee-ah
I’m happy again!
I’m singin’ and dancin’ in the rain!

I’m dancin’ and singin’ in the rain…

映画「雨に唄えば」より

Good mornig, good morning

雨に唄えば:Wikipedia
ジーン・ケリー:Wikipedia
メトロ・ゴールドウィン・メイヤー:Wikipedia
世界恐慌:Wikipedia

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