Seven Brides for Seven Brothers (1954): Trailer HQ


掠奪された七人の花嫁 (Seven brides for seven brothers) Barn Dance

監督 スタンリー・ドーネン
製作 ジャック・カミングス
脚色 アルバート・ハケット
フランセス・グッドリッチ
ドロシー・キングスレイ
原作 スティーブン・ヴィンセント・ベネット

1954年のMGM製作のミュージカル・コメディ「掠奪された七人の花嫁」(Seven brides for seven brothers)です。
ハッピーエンドな楽しい映画で、未見の方にとってもあらすじを知っていても楽しめる作品なので書いておきます。

あらすじ
時は1850年、オレゴンの山奥の農場で暮らす男ばかりの7人兄弟。長男のアダム・ポンティピー(ハワード・キール:Howard Keel)は町の出かけていってミリー(ジェーン・パウエル:Jane Powell)を連れて帰る。ミリーは男ばかりの荒れた生活を改め、次第に7人の兄弟たちも感化されてゆく。それでもミリーが弟たちを町に連れてゆけば、娘たちにちょっかいを出して、そのボーイフレンドと喧嘩をする始末。見かねたミリーはさらに娘たちと付き合うためのマナーを教えて、再び町へ弟たちを行く。すると弟たちはそれぞれ娘を見つけて親密になるまでは良かったが、些細なことで頭に血が上って大乱闘。結局町に居られなくなり、淋しい冬を過すことになっていまう。
そんな弟たちにアダムは、古代ローマ人は結婚相手を掠奪して来たんだと焚きつけてしまう。早速、弟たちは馬車を走らせて町へ、意中の相手である6人の娘たちを連れ去る。追って来た町の人たちは雪に道をふさがれ、春まで手が出せなくなってしまった。花嫁掠奪大成功と思いきや、この野蛮な行動に怒ったミリーは娘たちを母屋に、兄弟たちを納屋に分けてしまった。
しかし冬の間に弟たちと娘たち双方の想いはつのり、春になると待ちわびたように恋の花が咲いた。雪解けを待って押し寄せた町の人たちも協力して抵抗する。
アダムと子供を宿したミリーと、町の人たちも立ち会ってめでたく6組の結婚式がとり行われハッピーエンドとなる。

という、今の時代では(もちろん当時も)奇想天外なストーリーです。この開拓時代のお伽話、一歩違えば犯罪映画にもなりそうなストーリーをぎりぎりのところでコメディに代えてしまう脚本・脚色が秀逸でした。アカデミー作曲賞(ミュージカル映画音楽賞)を獲得し、その他4部門にノミネートされMGMミュージカルの傑作のひとつとなりました。
楽しい歌の数々と主演の歌えて踊れる、正統派のミュージカル女優、ジェーン・パウエルと1950年代を代表するミュージカルスター、ハワード・キールの歌唱が映画全体に言い難い幸福感を与えていたのが印象的です。そしてこの映画の名場面、町でのバーン・ダンス(いなかの社交ダンス)のアクロバティック踊りなど娯楽映画の傑作だと思います。

過激な暴力シーンや特殊効果に頼らなくても、良い映画は作れるのですが、今は刹那的なものが好まれているようです。映画館を出るときに幸せな気分に浸れる映画、少なくなりました。

掠奪された七人の花嫁:Wikipedia
Seven Brides for Seven Brothers:Wikipedia
Jane Powell:Wikipedia どうして日本語ウィキがないのか不思議?
ハワード・キール:Wikipedia

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