ジョニー・レイ:Johnnie Ray – Just Walking In The Rain
フランキー・レインTVショウより

ジョニー・レイ:Johnnie Ray – Just Walking In The Rain (1956)

【Just Walking In The Rain 歌詞】

Just walking in the rain
Getting soaking wet
Torturing my heart
By trying to forget

Just walking in the rain
So alone and blue
All because my heart
Still remembers you

People come to windows
They always stare at me
Shaking their heads in sorrow
Saying, who can that fool be

Just walking in the rain
Thinking how we met
Knowing things could change
Somehow I can’t forget

[Instrumental Interlude]

(Just walking in the rain)
(Walking in the rain)
(Walking in the rain)
(Just walking in the rain)
(All day I ….)

People come to their windows
They always stare at me
Their shaking their heads in sorrow
Saying, who can that fool be
(Now who can he be)

Just walking in the rain
(Walking in the rain)
Thinking how we met
(Walking in the rain)
Knowing things could change
(Walking in the rain)
Somehow I can’t forget
(Walking in the rain ….)

【意訳】

雨の中歩いているだけさ
ずぶぬれになりたくて
僕の心を苛み
忘れようとしてるんだ

雨の中歩いているだけさ
一人ぼっちで淋しい気持ち
僕の心をそうさせるのは
まだ忘れられぬ君のため

みんなが窓に寄って来て
いつも僕を見詰めるのさ
悲しそうに頭を振って
言うのさ、あんなばかやってって

雨の中歩いているだけさ
僕たちが会ったことなんて考えながら
知っていることを変えることができるなら
どういう訳で僕は忘れられないんだ

[インストゥルメンタルインタールード]

(雨の中歩いているだけさ)
(雨の中歩いて)
(雨の中歩いて)
(雨の中歩いているだけさ)
(一日中僕は… …。)

みんなが窓に寄って来て
いつも僕を見詰めるのさ
悲しそうに頭を振って
言うのさ、あんなばかやってって
(今の彼みたいにさ)

雨の中歩いているだけさ
(雨の中歩いて)
僕たちが会ったことなんて考えながら
(雨の中歩いて)
知っていることを変えることができるなら
(雨の中歩いて)
どういう訳で僕は忘れられないんだ
(雨の中歩いて)

ジョニー・レイ(John Alvin Ray:1927–1990)の日本で最も知られ、カバーされた歌、「雨に歩けば」 (Just Walking In The Rain)です。歌の内容は失恋の痛みを忘れるために雨の中を歩いているが、どうしても忘れられないというものです。
「Prince of Wails」(泣き叫びの王子、プリンス・オブ・ウェールズのもじり)、「Nabob of Sob」(すすり泣きの大金持ち)と称され、1950年代を中心にティーン・エイジャーから年配の女性までに愛されたジョニー・レイが得意とした傷心ソングのヒット曲としては、後期のもので、おそらくジョニー・レイの人気の頂点は映画「ショーほど素敵な商売はない」(There’s No Business Like Show Business)に出演した1954年からこの頃だと思います。その後、1957年のヒット「You Don’t Owe Me a Thing」はありますが、1960年台に入ると急速に人気が衰えることになりました。ジョニー・レイは1950年代のロックン・ロールの台頭に影響を受けたアメリカのポップスを代表する歌手ですが、その意味において時代の流行の変遷の中で、また彼の私生活での同性愛スキャンダルもあり、過去へ追いやられた人でもありました。そのため1960年台以降は既に過去のナツメロ歌手として扱われることになりました。更に後年のディキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ(Dexys Midnight Runners)の「カモン・アイリーン」(Come On Eileen:1982)に至ってはその歌詞で、彼は本当に過去の歌手として扱われてしました。

ジョニー・レイの芸能生活は亡くなる前年の1989年まで続きましたが、過去の栄光が戻ることはありませんでした。彼はその初期から飲酒に由るアルコール依存症がありながら、酒を絶つことができず、彼の命を奪った肝硬変に至ることになりました。人気の頂点にあった人がその後の長い人生でどれほど傷心の日々を過すのかは、他人には分らないことです。そうした浮き沈みの人生を送るには、ジョニー・レイはナイーブ過ぎたのでしょう。ナイーブな感性があってこそ余人にはない感傷的で魅力的な歌が作れたのですが、彼は彼の作った歌と同様に、実生活においても傷心の日々にあったのだと思います。そしてあらためて「雨に歩けば」の歌詞を聴くと、まるで彼の生涯を暗示しているような寂しさが感じられるのです。

Johnnie Ray – Cry (1951)

Johnnie Ray – (Here Am I) Brokenhearted (1952)

Johnnie Ray:Wikipedia

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