「ジョニー・ギター」ペギー・リー:Peggy Lee – Johnny Guitar

Play the guitar, play it again, my Johnny
Maybe you’re cold, but you’re so warm inside
I was always a fool for my Johnny
For the one they call Johnny Guitar

Play it again, Johnny Guitar

Whether you go, whether you stay, I love you
What if you’re cruel, you can be kind I know
There was never a man like my Johnny
Like the one they call Johnny Guitar


Best Scene Piano「大砂塵」Johnny Guitar (1954)

「大砂塵」(Johnny Guitar:1954)はペギー・リー(Peggy Lee)が歌った主題歌の切ないメロディとともに忘れ難いジョーン・クロフォード(Joan Crawford:1905–1977)主演の西部劇映画です。娯楽作品ではありますが、気品と威厳、内にある情熱を秘めた主人公をジョーン・クロフォードが女優としての円熟期に見事に演じた映画です。主人公の内面を象徴する主題歌の切ないメロディと西部劇の荒々しいストーリーの対比が印象深い作品でした。
女優が主演した西部劇は主に慎ましやかなヒロインが多い中で、この映画では行動的で強い女性です。また、女性同士の闘いということでも異色なストーリーですが、それが戦後強さを増した、というよりも戦争中に銃後でアメリカの市民生活と生産力を支え、社会的発言権が認知された女性を象徴してもいました。この頃から強い女性が登場する映画が作られるようになり、今日まで続いています。
強い女性のイメージはそのままジョーン・クロフォードが歩んだ独力で切り開いた人生を思わせます。

ジョーン・クロフォードはハリウッドのサイレント時代から活躍した大女優で、そのクールな容貌で多くの男性ファンに人気がありました。テキサス州サン・アントニオに生まれ、まもなくカンザス州に転居、その後両親は離婚し母親は再婚しました。そして彼女は早くから独力で生活すべくニューヨークに出て、ミュージカルのコーラス・ガールになりました。1925年、20才になってMGMにスカウトされ、週給65ドルで端役の女優としてスタートしました。24才でハリウッドの名門、ダグラス・フェアバンクス・ジュニアと二度目の結婚(生涯で5度結婚)、1928年の「踊る娘達」で注目され、暗黒街に踊る(Dance, Fools, Dance:1931)、 蜃気楼の女(Possessed:1931)などの作品で人気を高め、1931年にオールスター映画「グランド・ホテル」に出演するまでの新進女優となりました。サマセット・モーム原作の「雨」(Rain:1932) は彼女がピンチ・ヒッターとして主演した映画ですが、映画の出来が良く彼女の人気を不動にした作品でした。

初期のジョーン・クロフォードはフラッパーという踊る美人女優として売り出し、クラーク・ゲブールやロバート・モンゴメリーのコンビでMGMの娯楽映画のヒロインとなりました。しかし女優として開花したのは1940年後にワーナー・ブラザースに移籍して撮った「ミルドレッド・ピアース」(Mildred Pierce:1945)で、この作品の体当たり演技でアカデミー主演女優賞を獲得しました。MGMは彼女で稼ぎながら彼女に女優としての飛躍を望んでいなかったのかもしれません。

彼女の名演としてはバティ・デイビスと共演した「何がジェーンに起ったか?」(What Ever Happened to Baby Jane?:1962) という名作もあります。

蛇足:ジョーン・クロフォードが1950年代に人気が低迷したとWikipediaにありますが、この頃の彼女はペプシコーラの社長夫人であり、映画出演は仕事というよりも楽しみであり、結果的に出演作品が減っていたためだと思います。


Joan Crawford – Free and Easy (Dance, Fools, Dance : 1931)
「暗黒街に踊る」(Dance, Fools, Dance:1931)のダンス・シーン


Sure You’re All Right? – Dancing Lady (1933)


Joan Crawford

ジョーン・クロフォード:Wikipedia
Joan Crawford:Wikipedia
大砂塵:Wikipedia

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