George Shearing – Lullaby of Birdland


George Shearing – Lullaby of Birdland – 1987

ジョージ・シアリング(George Shearing:1919-2011)の1952年の傑作「バードランドの子守唄」(Lullaby of Birdland)です。エルビス・プレスリーの「好きにならずにいられない」やルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」で有名なジョージ・デヴィッド・ワイス(George David Weiss:1921–2010)が歌詞を付けてサラ・ボーンやエラ・フィッツジェラルドがカバーしてジャズのスタンダードとなりました。

元々はニューヨークのジャズ・クラブ「バードランド」(Birdland)に因んで作曲されたもので、歌詞はメロディに合わせる形でこの曲から受けるイメージを書いたものです。「バードランド」は1965年にブロードウェイの52丁目で開店し、メインとなったアルトサックス奏者、チャーリー・パーカー(Charles Parker Jr:1920-1955)のニックネーム「バード」から店の名前を付けました。(今日、8月29日はチャーリー・パーカーの誕生日です。)ちなみにクリント・イースートウッドが製作・監督したチャーリー・パーカーの音楽と生涯を描いた伝記映画「バード」(Bird:1988)には当時のエピソードが描かれていました。チャーリー・パーカーは34歳の若さで亡くなりましたが、ジャズの黄金時代を築いた「バードランド」は残り、その後多くのジャズ・ミュージシャンによって伝説的なジャズのメッカとなりました。「バードランドの子守唄」はイギリス生まれのジャズピアニスト、ジョージ・シアリングがこの「バードランド」というクラブが持っていたジャズ・ファンの憧れや心の拠り所を「子守唄」(Lullaby)=「安らぎ」としてのイメージでオマージュを捧げたものです。

ジョージ・デヴィッド・ワイスの歌詞はこうしたオマージュを言葉にしたものですが、歌詞にもあるように「Never in my wordland could there be ways to reveal in a phrase how I feel」言葉では言い表せない感情です。鳥たち(ジャズメンとジャズファン)の囀る国「バードランド」という言葉からキジバト(恋人)たちの愛の囁きやキスや別れなどのイメージが出てきますが、それは全てこのジャズ・クラブとジャズという音楽に包まれた時間と空間にある人生の幸福や悲哀を伝えるものです。


Sarah Vaughan – Lullaby of Birdland


Ella Fitzgerald – Lullaby of Birdland

Oh, lullaby of birdland
That’s what I always hear,
When you sigh,
Never in my wordland could there be ways to reveal
in a phrase how I feel

Have you ever heard two turtle doves
Bill and coo, when they love?
That’s the kind of magic music we make with our lips
When we kiss

And there’s a weepy old willow
He really knows how to cry,
That’s how I’d cry in my pillow
If you should tell me farewell and goodbye

Lullaby of birdland whisper low
Kiss me sweet, and we’ll go
Flying high in birdland, high in the sky up above
All because were in love

Ooo Ooo Ooo

Have you ever heard two turtle doves
Bill and coo, when they love?
That’s the kind of magic music we make with our lips
When we kiss

And there’s a weepy old willow
He really knows how to cry
That’s how I’d cry in my pillow
If you should tell me farewell and goodbye

Lullaby of birdland whisper low
Kiss me sweet, and we’ll go
Flying high in birdland, high in the sky up above
All because were in love

ジョージ・シアリング:Wikipedia
チャーリー・パーカー:Wikipedia
バードランド

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