クリス・クリストファーソン(Kris Kristofferson:1936-)が1970年代に書いた曲は、当時多くの歌手に提供され、カントリー・ミュージックのスタンダードとなったものが多くあります。For the good timesもその中の一曲で、その後カントリーミュージックの名曲です。歌詞もメロディもとてもシンプル、しかしそこにある「いたわり」や「優しさ」「愛情」がストレートに胸に響きます。カントリーミュージックはこのシンプルでストレートな感情表現が魅力的な音楽です。
この曲はその後、ジョニー·キャッシュ、チェット·アトキンス、ウィリー·ネルソン、エルビス·プレスリー、ディーン・マーチン、ケニー·ロジャース、(前妻)リタ・クーリッジ、ドリー・パートンなど、多くの一流歌手がカバーしました。中でも特にヒットしたものは、1973年のペリー・コモによるカバーでした。それぞれの歌手に違った味わいがありますが、すべては紹介しきれないので、個人的な好みでその中のいくつか選んで掲載しました。

クリス・クリストファーソンは日本では、映画俳優として知っているという方も多いと思いますが、音楽と俳優、双方で名作を残しています。映画では初期に出演して、その才能を発揮したサム・ペキンパー監督作品「パット·ギャレットとビリー·ザ·キッド」(Pat Garrett and Billy the Kid :1973)、「ガルシアの首」 (Bring Me the Head of Alfredo Garcia :1974)などが特に印象に残っています。特に彼の「瞳」魅力的ですよね?

で、「For the good times」男心の未練とせめてもの優しさと心の機微を歌っています。そう、カントリーは演歌なのです。


Kris Kristofferson – For the good times (1970)

Don’t look so sad, I know it’s over,
But life goes on and this ol’ world will keep on turning.
Let’s just be glad we had some time to spend together,
There’s no need to watch the bridges that we’re burning.

Lay your head upon my pillow,
Hold your warm and tender body close to mine,
Hear the whisper of the raindrops blowing soft across the window,
And make believe you love me one more time,
For the good times . . .

I’ll get along, you’ll find another,
And I’ll be here if you should find you ever need me,
Don’t say a word about tomorrow, or forever,
There’ll be time enough for sadness when you leave me . . .

Lay your head upon my pillow,
Hold your warm and tender body close to mine,
Hear the whisper of the raindrops blowing soft across the window,
And make believe you love me one more time,
For the good times . . .

For the good times . . .

意訳

そんなに悲しそうな顔じゃないね、もう終わったことさ
でも人生はそんなものだよ、世の中は廻ってゆくのさ
だから、さあ僕たちはただこうして一緒の時を感謝して過ごすのさ
もう僕たちにあった架け橋が燃え上がることもないよ

君の頭を僕の枕にのせて
君の温もりあるやさしい身体に身を寄せていたいのさ
雨粒がやさしく窓に吹き付ける囁きを聞いていたいのさ
そして君がもう一度僕を愛してくれると信じさせておくれ
(二人の)良い頃のために

僕ならやってゆけるし、君は誰かを見つけるだろう
そして、僕はここにいるよ、もし君が僕を必要となって見つけられるようにね
明日のこと言葉なんて言わないで、もういいから
僕には有り余るほどの時がある、君が去っていった悲しみのための

君の頭を僕の枕にのせて
君の温もりあるやさしい身体に身を寄せていたいのさ
雨粒がやさしく窓に吹き付ける囁きを聞いていたいのさ
そして君がもう一度僕を愛してくれると信じさせておくれ
(二人の)良い頃のために
For the good times . . .

For the good times . . .


ペリー・コモ:Perry Como – For The Good Times


ドリー・パートン:Dolly Parton – For The Good Times


The Little Willies – For The Good Times
ノラ・ジョーンズと彼女のバンドThe Little Williesもカバーしていました。

クリス・クリストファーソンの名曲をもうひとつ。

Kris Kristofferson – Me and Bobby Mcgee
ジャニス・ジョップリンがカバーしたことでも有名な曲「ミー・アンド・ボギー・マギー」です。この曲は日本でもいろいろなフォークシンガーが歌っていました。

クリス・クリストファーソン:Wikipedia
Kris Kristofferson:Wikipedia

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