The Brothers Four – The Green Leaves Of Summer
(Paul Francis Webster / Dimitri Tiomkin)

A time to be reaping
A time to be sowing
The green leaves of summer
Are calling me home
Was so good to be young then
In the season of plenty
When the catfish were jumping
As high as the sky

A time just for planting
And the time just for ploughing
A time to be courting
a girl of your own
Was so good to be young then
To be close to the earth
And to stand by your wife
At the moment of birth

A time to be reaping
A time to be sowing
A time just for living
A place for to die
It was so good to be young then
To be close to the earth
Now the green leaves of summer
Are calling me home
It was so good to be young then
To be close to the earth
Now the green leaves of summer
Are calling me home

(意訳)

刈り取りの時
種撒く時
夏の緑の葉が
私を故郷へ誘う
若くあることはとても良かった
豊かな季節の中で
あの時ナマズが跳ねていた
空ほどに高く

ちょうど植えるための時
そしてちょうど耕す時
求愛する時
あなたの女の子に
若くあることはとても良かった
大地に寄り添うようにあって
そして、あなたの妻の傍らに立った
あの誕生の瞬間

刈り取りの時
種撒く時
夏の緑の葉が
私を故郷へ誘う
若くあることはとても良かった
あの松の木でフクロウが
ウインクしていた

刈り取りの時
種撒く時間
ひたすら生きていくための時
死するための場所
若くあることはとても良かった
大地に寄り添うようにあって
今、夏の緑の葉が
私を故郷へ誘う
若くあることはとても良かった
大地に寄り添うようにあって
今、夏の緑の葉が
私を故郷へ誘う

一夏ごとに重ねた年齢が見に染みるという方も多いようです。それは夏が季節の中では一番輝いているときだからでしょうか。人間の人生に喩えれば、若い頃は「青春」、働き盛りが「朱夏(しゅか)」、壮年が「白秋(はくしゅう)」、晩年が「玄冬(げんとう)」です。若い頃は奔放に過ごし、働き盛りの頃は自分のやりたいことをする時間も無く、単調でいて、それでいて思わぬほど早く年月が過ぎて行きます。そして「白秋」、晩年が「玄冬」の頃になると、その単調であった日々のささやかな喜びがとても豊かであったことに気付き、懐かしく思い出されます。・・・そんな内容を含んでいる歌が、ブラザーズ・フォア(The Brothers Four)のセカンド・シングル「The Green Leaves Of Summer」(邦題:遥かなるアラモ」です。この邦題はジョン・ウェインがデイビー・クロケット役で主演した映画「アラモ」(The Alamo)の主題歌に使われたことに拠ります。映画「アラモ」は、歴史としては、テキサス独立戦争における1836年2月末から3月初旬にかけての、メキシコ共和国軍とテキサス分離独立派の攻防戦に取材しています。アラモの砦で戦い、死んでいった人々への追想、そして1960年アメリカ合衆国大統領選挙に打って出たジョン・F・ケネディの「ニュー・フロンティア」というスローガンと共鳴して、映画、主題歌共に当時のアメリカ人の心を捉えたのだとも思います。(でもフロンティアスピリットを代表するようなテキサス州でニュー・フロンティアの旗手が暗殺されたのは、ちょっと皮肉でした。)
但し、フロンティア時代のワイルドウェスト・大西部にあって、本当に活躍したのは、ガンマンや騎兵隊ではなく、大地にしがみつくようにして農地や牧草地を開拓、荒地や山岳に道を開き、橋を架け、鉄道を作っていった、そうした無名の人たちです。そうした先人たちへの想いがThe Green Leaves Of Summerの歌には込められていることも忘れないでください。

ブラザーズ・フォアはオリジナルメンバーがワシントン大学に在籍していた1957年に結成され、1959年にコロンビア・レコードと契約、その一年後に全米チャート2位の大ヒットを記録したのがThe Green Leaves Of Summerです。映画のヒットとの相乗効果もありましたが、やはり良い歌を正攻法で表現するブラザーズ・フォアのハーモニーの魅力があってのことだと思います。そしてその魅力は半世紀を経た今でも尚健在です。

夏は夏で、どんなに暑くても今を楽しみましょう。そうしないと、直に夏は過ぎ去ってしまいますよ。
で、もう一曲。(本当は9月なってから紹介したい曲ですが)Try To Rememberです。

Brothers Four – Try To Remember (1965)

2 thoughts on “遥かなるアラモ ブラザーズ・フォア:The Brothers Four – The Green Leaves Of Summer (1960)”

  1. Gonsukeさん

    コメントありがとうございます。
    この記事はブラフォー・ファンのGonsukeさんへ贈ろうと思って書いたものです。何を隠そう、私もこの曲でブラフォー・ファンになったひとりですので、きっとGonsukeさんもそうであろうと思っていました。
    このブログでは、オリジナルにこだわって紹介しているので、やはりブラフォーの紹介はこの名曲になりました。「トライ・トゥ・リメンバー」も彼らのものしか聴かない大好きな曲です。

    ブラフォーではありませんが、「ムーランルージュの歌」、「2ペンスを鳩に」「サマー・タイム」の記事も書いています。

  2. この曲を取り上げて頂いて大感謝。
    ブラフォー・ファンの原点となった曲で、かれこれ40年の間の愛唱歌です。たまにオリジナルを聞くとさわやかな気分が心を満たしてくれます。
    残念ながら映画「アラモ」はジョン・ウェインが好きでなかったのでそれほど気にしていません。
    ブラフォーはこの他に「北京の55日(同じティオムキン)」、「ムーランルージュの歌」、「2ペンスを鳩に」「サマー・タイム」とかの映画音楽も歌ってました。最近だと「ラ・マンチャの男」。
    「トライ・トゥ・リメンバー」ももはや彼らの代表曲でこれも良いですね。

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