Martha & the Vandellas – Heatwave (1963)

Whenever I’m with him
Something inside
Starts to burnin’
And I’m filled with desire

Could it be the devil in me
Or is this the way love’s supposed to be

Just like a heatwave
Burning in my heart
Can’t keep from cryin’
It’s tearing me apart

Whenever he calls my name
So slow, sweet and plain
I feel, yeah, yeah, well I feel that burning flame

Has my blood pressure got a hold on me
Or is this the way love’s supposed to be

Just like a heatwave
Burning in my heart
Can’t keep from cryin’
It’s tearing me apart

Sometimes I stare in space
Tears all over my face
I can’t explain it, don’t understand it
I ‘ain’t never felt like this before

But that doesn’t mean it has me amazed
I don’t know what to do, my head’s in a haze

Just like a heatwave
Burning in my heart
Can’t keep from cryin’
It’s tearing me apart

Don’t pass up this chance
This time it’s a true romance

Heatwave

(意訳)

彼と一緒にいるときはいつも
内にある何かが
燃えはじめるの
そして、私は欲望でいっぱい

それは私の中の悪魔なのかしら
それともこれは愛することになっている道のりかしら

まるでヒートウェーブみたいに
私のハートの中で燃え上がる
泣かないではいられないわ
それが私を引き裂いているの

彼が私の名前を呼ぶたびに
とてもゆっくりと、甘くそしてはっきりと
私は感じるの、ええ、ええ、私はその燃え上がる炎を感じるの

私の血圧が上がっているの?
それともこれは愛することになっている道のりかしら

まるでヒートウェーブみたいに
私のハートに中で燃え上がる
泣かないではいられないわ
それが私を引き裂いているの

時々私は宙を見つめてるの
涙で顔じゅういっぱいにして
説明なんてできないし、分らないの
前にこんなふうに感じたことはなかったわ

でも、それに驚いているわけじゃないの
どうしていいのか分らないのよ、頭に霞が掛かって

まるでヒートウェーブみたいに
私のハートに中で燃え上がる
泣かないではいられないわ
それが私を引き裂いているの

このチャンスを逃がさないで
これこそ本当のロマンスの時よ

ヒートウェーブ

「暑気いたりつまりたる時節(じせつ)なればなり」 (暦便覧)ということで、土用の入り、二十四節気 (にじゅうしせっき)の「大暑」の頃となればいよいよ夏も本番です。古くから土用の期間は季節の変わり目で、特に夏の土用は、体調を崩し易い頃なので気を付けてお過ごしください。
今では遠い昔のことになりましたが、親しい人の消息がなかなか分らなかった時代には、暑中見舞いや寒中見舞いの手紙によって、その人や家族の健康を気遣っていました。日本国中どこも暑いのは一緒で、お互い様ですが、これは単なる社交辞令ではなく、季節の変わり目に体を労わってくださいという、その相手の人を想う意味合いがありました。

ちなみに、「暑」は太陽が集中することからきている漢字で、「煮」と同系のものです。どうも日本の湿度が高い夏は太陽に「煮え」られているようで、やはり「暑い」と書きたくなります。翻って英語のHeatは燃える寸前までの、湿度を感じさせない「熱さ」を思い浮かべます。

さて閑話休題、ということで「熱い」夏の歌ということで、モータウン(Motown Records)傘下のレーベル「ゴーディ」の女性コーラス・グループ「マーサ&ザ・ヴァンデラス」(Martha & the Vandellas)が歌った1963年の大ヒット曲「ヒート・ウェイヴ」(Heatwave)です。これはもう「熱波」ですから、燃え上がる寸前の揺れ動く恋心を、絶妙なハーモニーと押し寄せる波のようなモータウンサウンズで歌い上げています。このノリの良さと勢いあるビートがイギリスに渡って、The Whoに代表されるモッズ系のバンドにカバーされました。日本と同じ島国のイギリスの夏は、湿度は高くても(木陰に入れば風が涼しいと感じるほどの)「暑さ」を感じさせない気候もこの歌に合っていたようです。

モータウンの隆盛期には多くのアーティストたちが所属し、数多くのヒット曲を世に送り出しましたが、「マーサ&ザ・ヴァンデラス」もその隆盛期を支えたグループです。グループとしては比較的に短命で、60年代後半には解散し、その後リードヴォーカルのマーサ・リーヴスはソロで活躍しました。従ってグループのヒット曲はそれほど多くありませんが、「Dancing In The Street」や「Jimmy Mack」などのモータウン史に残る名曲があります。その功績によってマーサ&ザ・ヴァンデラスは1995年にロックの殿堂(The Rock and Roll Hall of Fame and Museum)の栄誉を得ました。

「ヒート・ウェイヴ」はモータウン専属の3人組の作曲家・プロデューサーチーム「ホーランド=ドジャー=ホーランド」(H-D-H:Holland/Dozier/Holland)の初期の代表作品で、後に「Stop! In The Name Of Love 」(1965)、You Keep Me Hangin’ On (1966)などのモータウンの名曲を書いています。


Martha and The Vandellas – Jimmy Mack


The Who – Heatwave (1966)
ザ・フー、セカンドアルバム『ア・クイック・ワン』(A Quick One:1966) に収録。


The Jam – (Love is Like A) Heat Wave
ザ・ジャム、4thアルバム『セッティング・サンズ』(Setting Sons:1979)に収録。
パンク・ムーブメントの音楽シーンで、モッズサウンズを貫き通したザ・ジャムの初期の傑作アルバムです。「スィック アズ スィーヴス」、「イートンライフルズ」なども名曲。この後バンドとポールウェラーがメジャーになったのはご存知の通りです。


Joan Osborne – Heatwave (Live)
ジョーン・オズボーン(Joan Elizabeth Osborne:1962-)が2002年にモータウンのバックバンド、ファンク・ブラザースと共演したドキュメンタリー映画「永遠のモータウン」のシーンから。何でも歌えるジョーン・オズボーンですね。

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