ストラングラーズ:The Stranglers – Midnight Summer Dream

Woke up on a good day
and the world was wonderful.
A midnight summer dream had me in its spell.

I dreamt about an old man,
Sat and watched the rain all night.
He couldn’t sleep a wink as all the drops fell.

He told me of the beauty
Hidden in our foreheads.
He told me of the ugliness
We show instead.

And when we put a foot wrong do we learn
from all the pain.
A midnight summer dream as he watched the rain.

Then at midnight he poured another drink
and bent my ear.
After midnight we sat up half the night,
or maybe more
and he began to tell me what it was all for.

I woke up in an armchair.
He had gone I don’t know where
left me there to sit and look at the rain.

Don’t remember much at all
but his words were echoing.
A midnight summer dream and then wake again.

Maybe I’ll never find him.
Maybe he’s gone forever.
Maybe I’ll have to sit here.
Watching the weather.

One thing’s pretty certain helped me,
make it in the night,
showed me somewhere else between wrong and right.

And at midnight if you can’t sleep
then I can bend your ear.
After midnight we’ll sit up half the night
or maybe more.
And I’ll begin to tell you what it is all for.

Wake up on a good day
and the world feels wonderful.
Midnight summer dream has me in its spell…

(意訳)

良き日に目覚め
そして世界は素晴らしかった
真夜中の夏の夢は、その呪文に私を捉えた

私はひとりの老人を夢見た
座って雨を見つめていた一晩中
すべての雨粒が落ちているかのようで彼は一睡もできなかった

彼は美について私に語った
私たちの額に隠されているもの
彼は醜さについて私に語った
我々があべこべに 見せるもの

そして我々がうかつに悪を犯すときに我々は学ぶのか
そのすべての痛みから
彼が見つめていた雨のような真夜中の夏の夢

それから、真夜中に彼は別の飲み物を注ぎ
そしてをうんざりさせるほど聞かせた
真夜中過ぎ、我々は夜の半分も夜更かしした
あるいはそれ以上
そして彼は為すべきすべてのことについて語り始めた

私は肘掛け椅子で目覚めた
私には彼がどこへ行ったのかは分からなかった
私はそこに座り雨を見ていた

まったく多くを覚えていないが
彼の言葉がこだましていた
ある真夜中の夏の夢そして再び目覚めたとき

たぶん、私は彼を見つけることは決してないだろう
たぶん、彼は永遠に去ってしまったのだろう
たぶん、私はここに座っていなければならないだろう
天候を見つめながら

一つのことがかなり確かに私を救った
その夜にそれがなされた
私に悪と善の間にある所を見せてくれた

そして真夜中にあなたが眠れないならば
その時に、私はあなたにうんざりさせるほど聞かせられる
真夜中過ぎ、我々は夜の半分も夜更かしして
あるいはそれ以上
そして、私は為すべきすべてについて語り始めよう

良き日に目覚め
そして世界は素晴らしいと感じる
真夜中の夏の夢は、私にその呪文を授ける…

蒸し暑く、寝苦しい夏の夜に、今日はストラングラーズの「Midnight Summer Dream」とシェイクスピアの「A Midsummer Night’s Dream」です。
この二つの作品には直接の関係はありません。しかし、敢えて言えば、イギリスの「幻想」と「詩心」が作品にあるということです。また、シェイクスピアの音楽的な言葉の感覚と共通するものが、ストラングラーズの「Midnight Summer Dream」にもあります。
昨今はシェイクスピアの古典の新解釈などと言って、酷い演出の舞台もあります。そういう作品の多くは、表面的なストーリーや幻惑的な言葉遊びに惑わされて、シェイクスピア作品の「幻想」と「詩心」を理解していないようです。個人的にシェイクスピア作品が何故好きかと考えれば、幽霊や妖精たち、異界の者が身近なところで存在していると信じてきた、イギリスの世俗的な「幻想」と「詩心」で、心を現実世界を超えたところで遊ばせてくれることにあると思います。それは「マクベス」でも「リア王」でも、「ハムレット」でも同じ。現実的な物語であるかのような「ヴェニスの商人」も、本当には有り得ない幻想談、ファンタジーです。舞台がヴェニスなのは、この違和感を時代と場所を遠くして薄めるためもあったと思います。

さて、「真夏の夜の夢」。舞台はイギリス、夏至の夜の妖精たちが集う深い森の中、いろいろな登場人物が出てきて物語が繰り広げられます。きっとこの作品はイギリス人にとっては親しみやすいものだったと思います。ところで、シェイクスピアの書いた演劇のセリフやソネットって音楽的ですよね。音楽的な言葉、だから本で読むよりも舞台を楽しむのが本道、作品の鑑賞は、できれば余計な演出がない方が楽しめます。
オーストリア生まれの監督マックス·ラインハルトの1935年のアメリカ映画(音楽はメンデルスゾーン)が印象に残っています。(ラインハルトはユダヤ系オーストラリア人で、本国ではナチスドイツによって活動を禁じられため、アメリカに渡った人です。)あとは、メンデルスゾーンの音楽を使ったバレエ作品がファンタジックで華やかです。

メンデルスゾーン:Mendelssohn – A Midsummer Night’s Dream: Overture (Abbado)

A Mid Summer Night’s Dream ~ The Mummer’s Dance
曲:The Mask and Mirror (Single Version) アーティスト:Loreena McKennitt

A Midsummer Night’s Dream – 1935 (End Scene)
1935年のモノクロ映画ながら素晴らしうクリオティと特筆すべき美しさがある作品です。

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