Elaine Paige – Memory (live)

ミュージカル『キャッツ』のグリザベラが歌う「メモリー」です。
エレイン・ペイジ Elaine Paigeは、イギリスを代表するミュージカル女優、ポップシンガーです。いまさらなので、紹介は省略します。
バーブラ・ストライサンド、オスカー、エミー賞、ゴールデングローブ賞、グラミー賞、トニー賞など数多くの賞を獲得しているアメリカを代表する女優・歌手であり、映画監督・製作・脚本もこなす才媛です。最近では、ミート・ザ・ペアレンツ2 Meet the Fockers (2004) に久々で出演しています。
ミュージカル「キャッツ」は、「四月はもっとも残酷な月だ…」で始まる詩「荒地」で有名なイギリスの詩人T.S.エリオットが猫を擬人化した詩に、アンドリュー・ロイド=ウェバーが曲をつけた作品です。劇団「四季」のミュージカルは1983年からのロングランで見た方もたくさんいると思います。個性的な猫たちがたくさん出てきて、名前は覚え切れません。その中で、グリザベラ(Grizabella)という名の、昔の美貌を失い、今は老いた猫が歌うのが「Memory」です。 エレイン・ペイジは、「エビータ」の主演に続き、この歌のヒットにより、不動の名声を獲得しました。

エレイン・ペイジの歌う「メモリー」は、透きとおるような清涼感がある声で、哀愁を帯びた表現が、心に染み入るような魅力があります。一方、バーブラ・ストライサンドは、抑揚豊かで、たおやかな歌声。こちらは劇的な表現で、聞いていて鳥肌が立つような名演です。どちらも好きな「メモリー」、聴き比べてください。

※但し、歌詞には公演用版とシングル版と違うバージョンがあることを覚えておいて下さい。一般によく知られているのは、いわば抄訳といった親しみやすいシングルカット用と言えます。だからこそ聴き比べをお薦めしています。エレイン・ペイジの公演版でも導入部がカットされているので、敢えて全歌詞を掲載しておきます。公演版を聴くことで歌詞の起承転結がはっきりと分かり、歌のストーリー、夜の訪れから夜明けまでのグリザベラの心理の変化もよく理解できると思います。蛇足ですが、猫は七度生まれ変わると言われています、でも生まれ変わっても懐かしい思い出(メモリー)と共にいう意味も読みとれると思います。

Memory (歌詞:訳) Andrew Lloyd Webber

Daylight, see the dew on the sunflower
And a rose that is fading
Roses wither away
Like the sunflower I yearn to turn my face to the dawn
I am waiting for the day

陽の光、ひまわりの上に露が見える
そして一輪のバラは色褪せ
バラたちは消えていった
ひまわりのように私は夜明けに顔を向けること切望した
私はその日を待っている

Now Old Deuteronomy, just before dawn
Through a silence you feel you could cut with a knife
Announces the cat who can now be reborn
And come back to a different jellicle life

いま、古の申命記とき、ちょうど夜明け
静けさを通して貴方はナイフで断ち切り
その猫が生まれ変わるを告知し
そして違ったジェリクルの命に戻る

【※申命記(しんめいき)(Deuteronomy)とは、聖書の五番目の書。モーセ​の​律法​のひとつと言われるもので、愛,親切,思いやり​も​強調​さ​れ​て​い​ます。「定め​の​ない​時​に​至る​まで​物事​が​良く​運ぶ​ため​」「あなた​に​とっ​て​物事​が​良く​運ぶ​ため​で​ある」「あなた​が​生き​つづける​よう​に」などの記述があります。このメモリーの歌では神様が与えてくれた終焉のと時が迫ったことを悟ったという意味と解されます。ですからここでいう「貴方」神様から定めを告げられたということ、メモリーの歌を理解するうえでの大事なポイントですよ!】

Memory, turn your face to the moonlight
Let your memory lead you
Open up, enter in
If you find there the meaning of what happiness is
Then a new life will begin
I can smile at the old days

思い出(メモリー)、月明かりの下で
貴方の記憶を導き
さあ開けて、その中へ
貴方はそこに、幸せという意味を見つけられるかも
そして新しい命が始まるだろう
私は過ぎ去った日々を思い微笑むことができる

Memory, all alone in the moonlight
I was beautiful then
I remember the time I knew what happiness was
Let the memory live again
Burnt out ends of smokey days
The stale cold smell of morning
The streetlamp dies, another night is over
Another day is dawning

思い出(メモリー)、月明かりの下でひとりぼっち
私はあの頃美しかった
私はその頃を覚えている、私は何と幸せだったことか
さあ思い出(メモリー)よ、再び甦えっておくれ
燻ぶってしまった日々を燃やし尽くして
朝の淀んだような寒い匂い
街灯が消えて、別の夜は終わり
違った一日が明けようとしている

Daylight, I must wait for the sunrise
I must think of a new life
And I mustn’t give in
When the dawn comes tonight will be a memory too
And a new day will begin

陽の光、私は夜明けを待たなければ
私は新しい生き方を考えねば
そして私は屈していけない
夜明けがくるとき今夜も思い出すだろう
そして一日が始まるだろう

Sunlight, through the trees in the summer
Endless masquerading
Like a flower as the dawn is breaking
The memory is fading

陽の光、夏の木々を通して
終わりのない偽りの装い
花が夜が明けるとともに
思い出(メモリー)が消えてゆく

Touch me, it’s so easy to leave me
All alone with the memory
Of my days in the sun
If you touch me you’ll understand what happiness is
Look, a new day has begun

私に触れて、私を去らせるのはとても簡単
結局ひとりぼっち、思い出(メモリー)と一緒の
陽の中の生活も
もしも貴方が私に触れたなら、貴方は分かるでしょう幸せとは何かと
見て、新しい日々はもう始まったのよ

Barbra Streisand – Memory

Memory(バーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)版)

Midnight
Not a sound from the pavement
Has the moon lost her memory?
She is smilling alone
In the lamplight
The withered leaves
Collect at my feet
And the wind
Begins to moan

Every street lamp
Seems to beat
A fatalistic warning
Someone mutters
And the street lamp gutters
And soon it will be morning

Memory
All alone in the moonlight
I can smile at the old days
I was beautiful then
I remember the time I knew what happiness was
Let the memoy live again

(歌詞和訳)
真夜中
舗道からざわめきが消えて
月が思い出も消してしまったの?
彼女は灯りの中で
一人寂しくほほ笑んでいる
朽ち落ちた葉が
足元に寄せ集まり
そして風がうなり始める

すべての街灯が
終わりだというような
警告を鳴らしているよう
誰かがささやき
街灯も消えて
夜明けはもうすぐ

思い出(メモリー)
月明かりの下で
一人ぼっち
過ぎ去った日々を思えば微笑むことができる
私が美しかったあのころ
どんなにか幸せだったことか
私は忘れはしない
思い出よもう一度よみがえって

Elaine Paige- Wikipedia英文
バーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)Wikipedia
キャッツ (ミュージカル)Wikipedia
『キャッツ – ポッサムおじさんの猫とつき合う法』(The Old Possum’s Book of Practical Cats )Wikipedia

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