Eddie Cochran- Summertime Blues (Eddie Cochran and Jerry Capehart)

Well, I’m gonna raise a fuss
I’m gonna raise a holler
About a working all summer
Just to try to earn a dollar
Well, time I called my baby
Try to get a date
My boss says, no dice son
You gotta work late
Sometimes I wonder
What I’m a gonna do
But there ain’t no cure
For the summertime blues

Oh, well my Mom and Poppa told me, son
You gotta make some money
If you want to use the car
To go ridin’ next Sunday
Well I didn’t go to work
Told the boss I was sick
Well you can’t use the car
Cause you didn’t work a lick
Sometimes I wonder
What I’m a gonna do
But there ain’t no cure
For the summertime blues

I’m gonna take two weeks
Gonna have a fine vacation
I’m gonna take my problem
To the United Nations
Well I called my congressman
And he said, whoa
I’d like to help you son
But you’re too young to vote
Sometimes I wonder
What I’m a gonna do
But there ain’t no cure
For the summertime blues

(意訳)

まったく、騒ぎたくもなるぜ
声もデカくなろうってもんだ
夏の間中働いて
ちょっとばかりカネを稼ごうとしてさ
それで、時間になって彼女に電話
デートしようってさ
ボスが言うね、ダメだね若いの
お前の仕事は終わっちゃいないぜ
時々俺は思うんだ
俺はどうしたらいいんだって
でも、治療法なんてないのさ
サマータイム·ブルースに効く

ああ、そうだ、俺のお袋と親父が言ったっけ、息子よ
お金を稼がなくっちゃな
もしクルマを使いたかったら
次の日曜日に乗ってくのにさ
さて、俺は仕事に行かなかった
ボスは言ったね、俺は病気だって
さあて、お前はクルマを使えない
だってお前はちっとも仕事をしなかったろ
時々俺は思うんだ
俺はどうしたらいいんだって
でも、治療法なんてないのさ
サマータイム·ブルースに効く

俺は2週間かけて
素敵な休暇を過ごすんだ
俺の悩みを持ってくんだ
国際連合にね
それで、俺は議員さんに電話した
そしたら、彼は言ったね、おやまあ
君を助けてあげたいね、お若いの
しかし、君は投票するには若すぎるね
時々俺は思うんだ
俺はどうしたらいいんだって
でも、治療法なんてないのさ
サマータイム·ブルースに効く

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エディ・コクラン(Edward Ray Cochran:1938-1960)の「サマータイム・ブルース」(Summertime Blues:1958)です。日本でもRCサクセションやウルフルズなどがカバーしているので、今も有名な歌です。

よくロックンロールの歌詞には深い意味なんて無いということを聞きます。確かに、この「サマータイム・ブルース」も表面的には深い意味は読み取れません。しかし、こうした若者が不条理に感じたことを歌にしたのは、ポピュラー音楽ではロックンロールが最初です。それまではフォークかブルースなどの、公共の電波に乗ることがなかった歌でしか歌われなかったような歌詞が、ロックンロールでは歌われるようになりました。そして多くの若者たちに支持され、ヒットチャートに上りました。こうした先駆的な作品がなければ、ストーンズの「サティスファクション」も生まれなかったし、今までのロックの名曲の多くも生まれなかったかもしれません。こうしたロックンロールから浸透した気風の中で、若者が世の中の不条理について発言するという世代が生まれました。所謂ロック・ジェネレーションです。
「サマータイム・ブルース」の主人公も憂鬱(ブルース)を治す治療なんてないと嘆きながら、議員さんに電話したりと活動的です。世間知らずと言ってしまえばそれまでですが、世間というものが不条理に満ちていることを感じ、行動するのは若いからこそできることです。既成の概念をそのまま受け入れるのではなく、疑問を持つことは、後で自分がジャンプする弾みや原動力になります。そうした意味で、この歌をもう一度聴けば、この主人公が単に夏の憂鬱感に沈んでいるだけでなく、何かしらの閉塞感を破る可能性を秘めているように感じられると思います。この歌を聴いて憂鬱感を感じないのはそのせいで、それが当時、若者のみならず広くヒットした要因だと思います。
ロックンロールの歌詞には深い意味なんて無いと言う人は、「若い奴の言うことは分からん。」と始めから否定するようなもの。そんなことは言わずに、もう一度よく聴いてみてくださいね。

エディ・コクラン(本名:Edward Ray Cochran:1938年10月3日 – 1960年4月17日)は、12歳のときに兄ハンクからギターを習いスタジオミュージシャンとなりました。その後彼の甘いルックスを見たディレクターから声を掛けられジェーン・マンスフィールドとエドモント・オブライエンの映画「女はそれを我慢できない」にエキストラ出演、ここで彼に大きなチャンスが訪れました。ミュージシャンとしてだけでなく歌手として新興のリバティ・レコードと契約しました。そして1958年8月に彼の最大ヒットとなった『サマータイム・ブルース』がリリースされました。しかし大衆は既にロックンロール飽きいました、そして彼もまた地方を廻る公演活動に疲れを感じていました。1960年に彼は新天地であるイギリスでツアーを行いました。そこでは本国アメリカと違い熱狂的な歓迎が待っていました。しかし不幸は当然に訪れました、1960年4月17日、公演を終えて帰途を急ぐ彼を乗せた車は若いタクシー運転手が運転を誤り交通事故を起こしました、同乗者4人は怪我ですんだのですが、エディ・コクランは車外に投げ出され翌日に死亡が確認させました。21歳の若さでした。

Eddie Cochran – Twenty Flight Rock

Eddie Cochran – Jeannie Jeannie Jeannie

1960 Eddie Cochran – Three steps to heaven
5月にイギリスでチャート一位になった遺作です。

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