Charles Trenet – L’âme des poètes “Bouquet de joie” (1952)

【L’âme des poètes “Bouquet de joie” (1952)歌詞】

Longtemps, longtemps, longtemps
Après que les poètes ont disparu
Leurs chansons courent encore dans les rues
La foule les chante un peu distraite
En ignorant le nom de l´auteur
Sans savoir pour qui battait leur cœur
Parfois on change un mot, une phrase
Et quand on est à court d´idées
On fait la la la la la la
La la la la la la

Longtemps, longtemps, longtemps
Après que les poètes ont disparu
Leurs chansons courent encore dans les rues
Un jour, peut-être, bien après moi
Un jour on chantera
Cet air pour bercer un chagrin
Ou quelque heureux destin
Fera-t-il vivre un vieux mendiant
Ou dormir un enfant
Ou, quelque part au bord de l´eau
Au printemps tournera-t-il sur un phono

Longtemps, longtemps, longtemps
Après que les poètes ont disparu
Leur âme légère court encore dans les rues

Leur âme légère, c’est leurs chansons
Qui rendent gais, qui rendent tristes
Filles et garçons
Bourgeois, artistes
Ou vagabonds.

Longtemps, longtemps, longtemps
La la la…

【詩人の魂:意訳】

長い、長い、長い時が経って
詩人がいなくなった後も
彼らのシャンソンは、まだ通りに流れる
群衆は少しも気にせずに歌うよ
作った人の名前なんか関係ないのさ
誰が彼らの心を打つ歌を作ったかも知らず
私たちは言葉を変えたり、フレーズを変えてみたり
忘れてしまったら
ラ·ラ·ラ·ラ·ラ·ラってね
ラ·ラ·ラ·ラ·ラ·ラ

長い、長い、長い時が経って
詩人がいなくなった後も
彼らのシャンソンは、まだ通りに流れる
私の後で、次の日かもしれないし
その次の日にか、私たちは歌うよ
悲しみを癒すための、その調べ
幸せな運命を
昔から住んでいる乞食に
そして子供を眠らせ
あるいは、春にはどこかで水辺で
蓄音機の上で奏でられるだろう

長い、長い、長い時が経って
詩人がいなくなった後も
彼らのシャンソンは、まだ通りに流れる

彼らの魂の光、それは彼らのシャンソン
楽しくしたり悲しくしたり
女の子と男の子
ブルジョワ、芸術家
放浪者たちを

長い、長い、長い時が経って
ラ·ラ·ラ…

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※「乞食」という言葉は現在では差別用語ですが、昔の歌の雰囲気を伝えるために、敢えて使用しています。また、この歌詞でも差別的な意味ではなく、恵まれない人を癒すという意味で使われています。ちなみに「乞食」(こいじき)は、江戸時代に、お金を持たない往来を徘徊する金銭を所持しない住所不定者の人たちに善意で食事を与えたことから出来た、やはり恵まれない行路人援護を現した言葉です。江戸時代盛んだったお伊勢詣りなどでは、参詣の人たちに街道の人がお金や食事を与えたことは、よくあったことです。但し、近代から現代にかけて、この言葉が人を蔑む意味で多く使われたことで、現代では差別用語となっています。身分制度があった江戸時代ですが、社会の底辺にいた恵まれない人たちに対する奉仕や優しさは今よりも優れていたのかもしれません。

いきなり、言葉の解説が長くなってしまいましたが、今日の本題ではありません。ただ、言葉は時代を共に生きているので、表面的に捉えるのではなく、その本質的なものを読み取りたいものです。

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さて、今日は「ラ・メール」(La mer:1943)でも有名な、シャルル・トレネ(Charles Trenet:1913-2001)のシャンソンの名曲「詩人の魂」(L’âme des poètes:1951)です。イヴェット・ジロー(Yvette Giraud)が歌って大ヒットになったので、彼女の歌としてご記憶の方も多いかもしれません。

自分が作ったものであるにしろ、ないにしろ、本来は詩人であるべきだった歌手たちが、商業主義の中で少なくなってしまったように思えるのは、個人的な感傷でしょうか?
で、このシャンソンの歌詞は、歌というものの魅力やあるべき姿を歌っています。それは、今では印税収入などでの、お金儲けの道具になってしまった歌ではなく、人々に口ずさまれることで世に経る歌です。長い人生の、ある時々に言葉に表せない、喜びや悲しみを自分の代わりに表現してくれる歌に出会うことは、その人に豊かな思い出を与えてくれます。そしてそれは、貧しい人にも、富める人にも、女の子にも、男の子にも、芸術家にも、放浪者にも等しく与えられる恩恵であるべきなのです。そして、それこそが、この歌を愛する人たちに残してくれた、シャルル・トレネのメッセージ、贈り物なのだと思います。

Yvette Giraud – L’ame des poètes (1952)

Juliette Gréco – L’âme Des Poètes

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