ホワイト・クリスマス

Bing Crosby – White Christmas (1942)

アーヴィング・バーリン作詞・作曲のクリスマス・ソングです。
クリスマスとホワイト・クリスマス(雪降る白いクリスマス)のイメージが定着したのは、ビング・クロスビー、フレッド・アステア主演の1942年の映画スイング・ホテル(Holiday Inn)からと言われています。
特に映画のオリジナル曲、ホワイト・クリスマスは、クリスマス時期前後に11週間連続首位の大ヒットとなりました。
映画スイング・ホテルは、クリスマス・イヴから翌年の大晦日までのアメリカの祝日を織り込んで作られたミュージカルですが、その裏には、多分に当時のアメリカの戦意高揚の要素がありました。しかし映画が観客の共感を呼んだのは、そのような愛国的な側面や、スターたちの共演による楽しい歌や踊りではなく、映画公開の1942年の第二次世界大戦末期に、遠い異郷に出征して戦っている肉親を想い、共に過ごすクリスマス偲ぶことによる共感でした。観客は映画を観ながら、遠い家族との日々を見ていたのだと思います。
ホワイト・クリスマスの歌詞は、作者の意図を超えて、単に懐かしい故郷の雪景色のクリスマスというだけでなく、悲惨な現実や戦争の血の汚れも覆い隠してくれる純白(清純さ)への憧れを人びとに喚起させたのだと思います。そして、この歌詞は貴方は白い雪のようにピュアであれ、貴方の日々が楽しく輝く祝福ものであれとという、一種の応援と癒しを歌っています。

とはいえ、今、この歌を聴く限り、そんな当時の人びとが抱いていた想いを感じ取ることは遠い昔になってしまいました…。
ちなみに「ホワイト・クリスマス」の歌の大ヒットによって、後年に制作されたのが「White Christmas (1954)」です。楽曲はRodgers & Hammersteinが担当しましたが「ホワイト・クリスマス」はそのまま使用しました。それは単なる「スイング・ホテル」の二番煎じなどではなく偉大な先輩音楽家アーヴィング・バーリンへの敬意を込めたものだったと思います。

【ホワイト・クリスマス 歌詞】
アーヴィング・バーリン作詞・作曲(アカデミー歌曲賞授賞曲)

I’m dreaming of a white Christmas
Just like the ones I used to know
Where the tree-tops glisten
and children listen
To hear sleigh bells in the snow

I’m dreaming of a white Christmas
With every Christmas card I write
“May your days be merry and bright
And may all your Christmases be white”

I’m dreaming of a white Christmas
With every Christmas card I write
“May your days be merry and bright
And may all your Christmases be white”

May your days be merry and bright
And may all your Christmases be white

【ホワイト・クリスマス 意訳】

私が夢見るホワイトクリスマス
ちょうど私が知っていた頃のような
ツリーのてっぺんが輝いていて
そして子供たちは聞き耳立てて
雪の中のソリのベルを聞く

私が夢見るホワイトクリスマス
私が書いた全てのクリスマスカードには
“あなたの日々が楽しく輝かしくあれ
そしてあなたのクリスマスが全て白くあれと”

私が夢見るホワイトクリスマス
私が書いた全てのクリスマスカードには
“あなたの日々が楽しく輝かしくあれ
そしてあなたのクリスマスが全て白くあれと”

“あなたの日々が楽しく輝かしくあれ
そしてあなたのクリスマスが全て白くあれと”

“White Christmas” 1954 Bing Crosby & Danny Kaye

“Snow” from Irving Berlin’s WHITE CHRISTMAS (1954 Film)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です